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「わたし、定時で帰ります。」面白いけどいまいちすっきりしない第一話の感想

2019年4月16日スタートのドラマ『わたし、定時で帰ります。』

吉高由里子主演、残業をしない定時で帰る女性が主人公です。

当ブログでも残業については以前記事を書くくらいには

私も残業にストレスを感じてきました。

そこで今回はドラマの感想を書きたいと思います。

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◆ドラマ「わたし、定時で帰ります。」のあらすじ

わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

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まずはさくっとあらすじを紹介。

 

吉高由里子演じる東山結衣はWeb制作会社で働いている。

残業が当たり前のような業界で

結衣は定時になると残業をせずに退勤していく。

 

それというのも、以前勤めていた会社では無理な働き方を続け

結果として大けがをしたからだった。

自分の大切なものを大切にするための働き方を探し、現在に至っている。

 

ただ同僚がみんな結衣と同じような働き方をしているわけではない。

結衣が帰ったあとも当たり前に仕事を続ける人間が大半。

 

第1話ではシシドカフカ演じる三谷が後輩指導でトラブルを起こす。

三谷は仕事熱心で休むこともなく自分に厳しい女性だ。

三谷が後輩の指導にあたるが、そこには仕事に対する意識のギャップが大きい。

これまで自分がされてきたように、厳しく指導する三谷だが

まるでそれを聞かず、反発する後輩の小泉。

2人の関係は悪くなる一方でついに事件が起きる―

 

 

◆どうも釈然としない第一話、もやもや感は今後解消されるのか

さて、これがまたすっきりするドラマなのかといえばそうでもない。

 

結衣はきっぱり定時に帰っていくんだけど

結衣が効率よく仕事をしている様子も見受けられないからかな。

 

特別効率よく仕事をしている様子もなくて

周りで必死に仕事をしている人を残して帰っていくのは

ざわざわしてしまうもの。

 

あと気になったのは

手伝わなくていいんすか?

って聞かれたときの結衣の返しが

あー

皆でひとつのことしてたら会社がまわらないよね。

私たちは私たちの仕事をする。

で、手を貸してっていわれたときは手を貸す。

 

おー…。

なんかもっともらしいことを言っているけれど

みんながひとつのことしてたら…っていうのは

今あなたが別の仕事をしている場合に使う言葉だよね。

帰る理由にはならないんじゃぁ…って思ってしまった。

 

結衣の過去の経験から、自分の働き方や生き方を見直したことは正しい。

命削ってまで自分を追い込む環境なんて抜け出していいってことを

ぜひ世の中に伝えるべきことだとは思う。

なんだけど、すっきりはしない。

 

またこれから結衣にも変化があって

自分だけではなく周りへの配慮が生まれながら

会社全体が変わっていってほしいなぁ。

 

あと、小泉みたいな社員は問題外。

先輩のPCのパスワードを勝手に変えて

進行中の仕事を妨害して辞めていくなんて許されることじゃない。

それをまるで罰しないところが「?」となるよね。

一方で必死でやってきた三谷さんだけが傷つくのはいたたまれなかった。

 

 

◆理想は上司や会社が結衣みたいな感覚をもっていること

今のところは自分は自分、他の人は他の人って感じで

自分の理想の働き方を目指す一社員が主人公。

 

けれど現実求めるのは上司やら社風がこの生き方を推奨すること。

そうでないと結局誰かがしわ寄せをくらうってことが

起きてしまうんじゃないかなぁ。

そして正しく評価をしないと、頑張っている人が損をする羽目になる。

 

実際これで結衣と三谷の給料一緒だったら「え?」ってなるし。

やる気も意識も作業量も違うのに給料一緒ならかわいそう。

うわのせしてあげてくれ。

 

このドラマきっかけに世の中の残業に対する意識が変わっていくといってほしい。

声には出さないまでも

「このくらいの残業は当たり前だよね?」って空気に満ちた会社はある。

 

私の前職では正社員の残業代は一定時間以上働けばつく、という仕組みでした。

1時間以上残業したらそこからカウントする、というもの。

(非正規は1分単位でつくんだけど。)

部下に1時間までは残業代つかない、って説明するのが心が痛かったよ。

 

 

さて、来週は産休に入っていた結衣の先輩が職場復帰です。

内田有紀きれいすぎる。

 

・・・

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わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

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