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「わたし、定時で帰ります。」面白いけど見ていて辛くなった第二話の感想

4月23日放送の「わたし、定時で帰ります。」第2話の感想です。

 

 

第1話の感想はこちら↓ 

www.mitsukaruko.net

 

 

◆第2話のざっくりあらすじー仕事と子育ての両立

吉高由里子演じる結衣の先輩社員、賤ヶ岳さんが産休から職場復帰する。

賤ヶ岳は双子を出産し、現在は夫が育休をとり双子の面倒をみている。

賤ヶ岳は職場復帰後、以前と雰囲気が変わり

ずいぶんと張り切っている様子で空回り気味。

周囲は戸惑いを隠せない。

賤ヶ岳のやり方にはチームからは不満の声があがっている。

 

賤ヶ岳は女性が出産しても仕事を続けられるということを証明したいのだ。

ガンガン仕事をやって、周囲に認めてもらえるように必死だ。

 

しかし、仕事では賤ヶ岳の判断ミスでトラブルが発生するー

 

◆感想ー賤ヶ岳さんのフォローにまわる結衣を見直した

第一話では結衣が特段仕事をしている様子もなく

配慮もなく「定時で帰ります」っていう様子にもやもやしましたが

第ニ話は第一話よりずっと良かったです。

 

結衣にとって仕事は頑張らなくていいものだったとしても、

頑張っている人や、仕事を大切にしている人を

一方的に小ばかにしたり冷ややかに見たりする主人公でなくて安心。

賤ヶ岳さんのフォローに走る姿には好感度爆上がりでした。

 

賤ヶ岳さんの復帰後のふるまいは

そりゃ反感買うわ…という自己中心的な部分がありました。

が、彼女は精一杯結果を出そうとしているんですよね。

賤ヶ岳さんが結衣に話していた思いや、家庭での様子を知ると

彼女に手を差し伸べたくなる。

大変だよね。

疲れるよね。

 

だけど強がるにしても会社であんな態度じゃ

あなたのことわかってもらえないよ。

空回りに心が苦しくなった。

結衣ちゃんみたいな子がいて良かった。

 

 

◆独身だけどワーキングママと職場環境について少し語る

働きながら子育てをする世のお父さん・お母さんが

不当に扱われない、傷つけられない環境をのぞむばかり。

 

こんなことを書きつつ、私独身ですけどね。

でも独身だからこそ思うこともあります。 

私が前職を辞めた理由のひとつは

女性が結婚・出産して続けていくには難しい環境だったこと。

実際、女性の先輩も妊娠したら退職されていました。 

 

まだまだ環境や理解のない会社はあるのです。

私の前職は正社員のお母さんはいなかったけれど

パートや契約のお母さんはいました。

子どもに熱出て早退や欠勤が続けば嫌味を言われます。

調子の悪そうな子どもを保育園に預けて罪悪感を感じながらも、

会社に保育園から電話がかかってこないか、びくびくしている人もいました。

見ていてつらかったし、こわかった。

その分の仕事をカバーして消耗している人がいるのも事実。

 

結局のところ

「あの人の分の仕事が自分にまわって損をしている」

っていう感情から冷たい態度や不満が生まれてくるのなら、

公平っていうことがひとつポイントなのかなぁ。

優しくしよう、理解しようじゃ進まないし。

子育てしていない人も気軽に有休を使える、とか

フォローした分は評価される、とか。

 

・・・

 

次回第三話では新入社員の来栖くんが問題を起こす模様です…

 

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わたし、定時で帰ります。 (新潮文庫)

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わたし、定時で帰ります。: ハイパー

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