◆「何読んでるの?」と聞いてマウンティングしてくる奴が嫌い
涼しくなってきてそろそろ読書の秋でしょうか。
私は、引越しの準備を始めていて本棚を整理し始めました。
なかなか本を捨てる勇気がありません。
恐らくこの記事を読んでいるあなたは読書が好きだと思います。
私も本を読むのが好きです。
でも、たまに、
「何読んでるの?」
とか聞いておいて
「へー。そういうの読むんだー。へー、流行っているよね(笑)」
とか小ばかにしてくる人いませんか?
SFまともに読んだこともないのに軽んじてくる人とかいますよね?
SF面白いよ!
あと文学部の先輩は研究室で下級生に対して、知ったかしてくる率高め!
そう言う奴に限って
スタバでコーヒーと読んだ本の写メ撮って「読了。」とかSNSにあげて
あとがきに書いてあることパクった感想言ったりしてませんか?
黙れ!どんな本を読んでいても自由だろうが!
ライトノベル読んだことないくせに馬鹿にすんな!
スレイヤーズ名作だわ!
ジャンルに上も下もないから!
読書家なら本から学べ!
本に謝れ!
読書家とか言いながら人に優しくできない人は信用できない!
君の感性は養われなかったのかい?
そんな思いを抱いたことはありませんか?
私のそんな静かな怒りから、今日はこんな記事を書いていこうと思います。
◆マウンティング野郎を黙らせる10冊をピックアップ
ただし、いちいち腹を立てても仕方がないので
そんな読書マウンティング野郎を黙らせる本を私なりに選んでみました。
全部小説になります。
私の経験上この10冊を読んでいると言えば
彼らはマウンティングの意欲をなくすと思われます。
(実際どれも面白いおすすめ本です)
私も偏った読書しかしていないので、独断と偏見で選んでいます
汚れているのもあるのでぼんやり加工してみたんですが、見づらいかも。
カバーないのもあるけど大事にしているよ。
順番に紹介していきます。
ラテンアメリカ感がだいぶ強くなってしまいました。
読みやすさレベルを表現するために難易度を☆で表しました。
・普通に読めるよ 難易度☆
・ちょっと読みにくいけど頑張れ 難易度☆☆
・宇宙を感じるけど地球だから頑張れ 難易度☆☆☆
面白さレベルはみんな☆3つですよ~。
引用するの大変なのであらすじはAmazonで読んで下さい。
1、阿部和重『ピストルズ 』
難易度☆
・『シンセミア』を読んでから読んでね
・現代小説なら阿部和重読んでいたら防御力高まる。
(阿部和重はアートや音楽が好きなイケてる本好きが読んでいるイメージがある)
・谷崎潤一郎賞受賞
・単行本の装丁が美しい
・魔術師一家がでてくるよ
2、ガルシア・マルケス『百年の孤独』
難易度☆☆
・言わずと知れた超名作
・読書家名乗る人は大概読んでいるはず
・これはマウンティング対策とかではなく、読むのをおすすめする
百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)
- 作者: ガブリエルガルシア=マルケス,Gabriel Garc´ia M´arquez,鼓直
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本
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3、フォークナー『響きと怒り』
難易度☆☆☆
・とりあえず翻弄され凄いってなる。
・今でこそ実験的な作品は多いけれど、この時代にこんな小説があるのか!と衝撃
・海外文学の昔ながらの翻訳っぽい文章が苦手だとつらいかも
日本ではヘミングウェイの方がだいぶ知名度高いけれど、フォークナーは偉大です。
4、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』
難易度☆
・恋愛小説の傑作
・恋愛小説というジャンルを軽んじる人に薦めてみよう
・タイトルがめちゃくちゃかっこいい
・読むのが進まない人は映画を見てからどうぞ。
- 作者: ミランクンデラ,Milan Kundera,千野栄一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1998/11/20
- メディア: 文庫
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5、トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』
難易度☆☆☆
・ピンチョンという迷宮へようこそ
・文庫だからお手頃!しかも薄いのでピンチョンデビューしやすい!
・しかし私はちょっと読んでは挫折を繰り返し、読み終えるのに1か月かかりました。
・読むなら一気に全部読むことを薦める。途中で止まるとだめだ。
6、沼昭三『家畜人ヤプー』
難易度☆☆
・色々とヤバいとんでもないSF
・日本人が白人の家畜になっている世界
・文章は読みやすいが内容がきつい人にはきつい
・食欲が失せるよ
7、筒井康隆『文学部唯野教授』
難易度☆☆
・文学部卒には懐かしいワード満載
・逆に↑これらに馴染みのない人が読むと分かりにくいかも
・ゴリゴリの文系が面白いと感じる本なので、
マウンティング野郎への攻撃カードにもなりうるよ!
8、中上健次『枯木灘』
難易度☆☆
・中上健次の作品ではこれがおすすめ
・フォークナーが読めなかった人はこっちにチャレンジしよう!
・家系図を見ないとわけがわからないよ
※この文庫は巻末に家系図があるのでそれを見よう!
読み終わってから気が付くというトラップに注意!
9、ボルヘス『伝奇集』
難易度☆
・「バベルの図書館」て聞いたことありませんか?これに収録されている
・短編ばかりなのでチャレンジしやすい
・ラテンアメリカ文学入門にどうぞ
10、オルハン・パムク『雪』
難易度☆
・トルコの小説なのでなにかと新鮮
・日本ではいまいち売っている本屋が少ないけれど、ノーベル賞作家
・政治とか宗教とか日本とはまた別世界の話で面白いし、美しく鮮やか
◆好きな本を好きに読めばいいと思う
10冊選んでみて思ったけれど偏り凄かったですね。
ラテンアメリカの影響が強めだったので
らへんをいれたら方がバランス良かったかもです。
あとはマウンティング野郎は三島由紀夫と村上春樹を振りかざしてくる率が高いので
こちらも読んでおくと安心でしょう。
なんにせよ 自分の本棚には自分の好きな本を置くのが一番ですよね。
本棚を見ている時間って癒されます…。
それではみなさん、読書の秋を楽しみましょう。