皆さんの会社には転勤がありますか?
転勤がある会社に所属しているとそれが当たり前に感じますが
振り返ってみると、結構きついものがあったな…と思います。
今日はこれから転勤のある会社に勤めるか悩んでいる方や
今まさに転勤に苦しんでいる人たちに向けて
不安や悩みを分かち合うべく
転勤のデメリットを書いてみようと思います。
◆独身だから転勤して当たり前という圧力【体験談】
まず、私の体験した話を少し書きたいと思います。
私は入社時の説明ではなかった条件での転勤を何度か経験しました。
そして基本的に転勤させられるのは独身でした。
転勤するような体制になったのは、ちょうど私が入社した頃でした。
なので、既に結婚をして社歴も長くなった中堅社員や上役たちは
過去に転勤の経験もないので、完全に他人事なので配慮も乏しかったです。
自分が経験をしていないので、転勤のデメリットも理解していませんでした。
「独身だから問題ない」というテンションで辞令を出していました。
こちらも、小さな子供がいる家庭の方よりは
自分が転勤した方が犠牲は少なく済むとは分かっていますが
あからさまに損をしっぱなしの感じはきついです。
◆転勤のここが辛い!会社に飼われていることを実感する
①「自分の生活が他人に簡単に変えられてしまう」支配されている感
転勤の何がきついかというと
「自分の暮らし」も会社に握られているような感覚でした。
自分の暮らしている場所、生活を、突然他人に変えられてしまう。
それがどのタイミングでくるのかが把握できない、
常に仮暮らし。
会社に飼われている気分です。
自分が大切にしている生活すらも守り切ることができない無力感。
簡単にあちこちへ転勤を命じられて
自分が駒でしかないことをその度に味わいます。
転勤によって新しい仕事や大きい仕事を任されることに
まるで喜びを感じることもできなくなっていました。
②引越し準備で休日返上~体力的にも精神的にもきつい
私の場合は異動1か月前に突然内示を受けて、そこから業者や住居の手配。
内示を受けてからの休日はほぼ引越しの準備で消えてしまいました。
仮に会社が引越し先を手配して決めてくれたとしても
荷物を準備するのもなかなか大変です。
そして、知らない土地で知らない人たちとイチから関係を築いて
うまくやっていけなければいけないという不安が生まれます。
引越しをして異動したあとも1~2か月はそれなりのストレス。
③ 恋愛・結婚もタイミングを逃す
これは人それぞれの話ですが
少なくとも転勤のない人よりは転勤きっかけで別れるリスクはあります。
遠距離恋愛が上手くいかないパターンです。
自分が転勤をすると、仕事も生活も環境が変わってしまい
余裕がなくなってしまう。
まず、距離によっては会う機会が激減してしまったり
恋人と連絡をとるのが後回しになってしまったり
転勤がきっかけで恋愛に疲れてしまうケースもあります。
別れる→結婚遠のく→独身なのでまた転勤 のループです。
④家族や友人と会うのが難しくなる
「若いし独身だから転勤すぐできるよね?」みたいなノリで
内示をしてくる上司がいましたが
気軽に会いに行ける距離に住んでいた家族や友人と
転勤によって会うことができなくなります。
独身だからって生活や環境をあまりにも軽視されるのは辛いです。
◆気休めに転勤のメリットを無理やり考えてみた
①色んな場所に住むことができる
色んな土地に住むことができるので土地が合えば楽しいこともあります。
生活に変化があるし、人との出会いもあります。(数年で離れますが)
②職場の人間関係も数年でリセットされるので気が楽
数年で自分が異動することが分かっていると、人との関わり方も楽になります。
苦手な人がいてもいつかはさよならするので
人間関係でもの凄い地獄が続くことはありません。
③適応せざるをえないので、メンタルが強くなる
私自身転勤を何度も経験しメンタルだけは強くなったと思います。
メリットひねりだしましたが全然思いつきません。
◆転勤は転職のタイミングかもしれない
私は転勤の問題についても
当初の説明や規定にそぐわない部分など
何度かおかしいと思う点を相談しましたが、流されるばかり。
自分のいた会社の姿勢に不信感を募らせ、転職を考え始めました。
よほど会社に愛情があるのでなければ
「新しい土地で新しい人たちと仕事をする」というのは
転職するのとそんなに大差がないように思えてきました。
転勤が当たり前の会社の中にいると我慢しなきゃいけないこと
と思いこんでしまいますが
望まない転勤が無期限に続くことにストレスを感じるなら
転職を視野にいれるのもありかもしれません。
転勤は消耗が激しい。
全国の転勤族の皆さんは頑張っているのです。