この記事で、現在公開している投稿は150記事目になる。
昨年の夏から始めたこのブログ、100記事書いたのは昨年の12月だったので
それ以降のろのろ運転ではあるが継続している。
ただ、ブログはこれ以前にも書いていた。
そもそもネット上で文章を書き始めたのはmixiからだった。
mixi。
みんな、覚えているだろうか。
懐かしすぎるwwオワコンwww
とか思ったあなたも当時は使っていたんじゃないかな。
今見たらこっぱずかしくなるような自己紹介とか日記を書いたんじゃないかな。
バトンとかキャッキャしながら答えていたんじゃないかな。
微妙な距離感の異性の同級生に友達申請するかもやもやしていたんじゃないかな。
コミュニティに入って遠回しな自己主張やブランディングをしたんじゃないかな。
そんなmixi、私めちゃくちゃ楽しかったよ。
・・・
私は2006年に、大学1年生の時にmixiを始めた。
当時mixiは全盛期だった。
進学してばらばらになった地元の友人と気軽にやりとりができたのが嬉しかった。
(mixiのおかげで高校の友人関係が切れずに卒業後も継続できたように思うので感謝している。)
頻繁に日記を書いて、友人とコメントで交流していた。
毎日mixiをチェックしていたし、人の日記を読むのも書くのも楽しかった。
ただ、大学を卒業してからは忙しさもあり、自然とログインもしなくなっていった。
私は利用していないが、皆mixiからFacebookに移行していったのかな。
そして気がつけばこの1~2年、ログインをした記憶はない。
さて、私もmixiをすっかり忘れていたが
アカウントを消した記憶はない。
つまり10年以上も前の私の書いた文章がそこに残っているはずだ。
日記も写真も友人以外には非公開に設定してあるはずだが
果たして管理状況は大丈夫だろうか?
急遽思い立ち、mixiへのログインを試みる。
メールアドレスやパスワードを思い出すのに難儀しつつもログインに成功した。
・・・
久しぶりに見るmixi。
多分色々変わっているのだろうけれど記憶があいまいだ。
ただ、なつかしい。
そうか、こんなユーザー名で、こんな写真を使っていたっけ。
てゆーか匿名でも所属コミュニティですぐ誰か分かりそうだな。
さて、かつてここで交流していた友達は今どうしているのだろう。
友達の一覧を見ると退会した人も何人かはいるけれど
ほとんどがアカウントを残したままだった。
ただ、全員が3日以上ログインしていない、という状態だった。
みんなもうここにはいないのね。
1人だけ今日ログインをしていた友達を発見。あえて足あとを残しておいてみた。気がつくかな~。
まずは、日記や写真の公開設定をチェック。
一部の友人にしか見えないようになっているので安心。
そして、おそるおそる自分の過去の日記を読んでみる。
10年前の5月は何を考えていたんだろう、と当時の日記を読む。
当時大学4年生、こんなことを書いていた。
・レポート書かなきゃいけないのに、だらだらしちゃう。
・バイトと卒論と飲み会の日々。
・米がないけど重いから買いに行きたくない。
・おいしいラーメンとはなにか。
・郷ひろみって面白いな。
・なんやかんや毎日楽しいな。
平和すぎるぞ、私。
ほかの過去の日記も読んでみたけれど、のほほんとしている。
大学4年間は当時の私にとってもずいぶん幸せなようだった。
もっと赤面するような黒歴史があるかと思いきや抹消しなくても良さそうだった。
むしろ、日記を消すつもり満々でいたけれど
なんだかmixiに残された私は幸せそうで、この空間や記録が大切に思えてしまったので消すのをやめた。
勿論大学時代でもそれなりに辛いことはたくさんあった。
部活のこと、バイトのこと、家族のこと、恋愛のこと、進路のこと。
悩むこともあったし、泣いたことも何回かあったのを覚えている。
ただ、日記は知人に読まれることを前提として書いているから、そういった負の感情は見せないようにしていた。
私は弱みをオープンにする勇気がなかった。
そんな中で非公開で書いてある日記が1つあった。
そこには当時の葛藤や不安が素直に書かれていた。
非公開でそんなものを書いた理由は自分のためで、自分が忘れないでおきたい、消したくない気持ちを書き残していたものだった。
それを読めて、当時の自分の気持ちも見つけられて、それは今にとってとても良かったことだった。
・・・
自分の過去の日記を読んで改めて言うのも気恥ずかしいけれど
ブログって良いものだなぁと思った。
忘れたくない気持ちや1日があれば書き残しておくべきだなぁ、と。
よくブログのペルソナは過去の自分、と聞く。
過去の自分が悩んでいたことを解決する情報や体験談をブログを書こう、とか。
でも、誰かのためだけでなく、未来の自分に向けて今を綴ることのかけがえのなさも忘れずにいたいよね、と思った。
自分のために書く文章もたまに出てくるかと思いますが、次は200記事目指して書いていこうと思います。