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『バード・ボックス』あらすじ・ラストネタバレ・感想【見てはいけない世界】

Netflixで配信中の映画『BIRD BOX/バード・ボックス』

Netflixの無料お試し期間に見ました。

1か月無料でお試しで見れるんですが、年末年始はかなりお世話になりました。

www.netflix.com

 

  

さて、今回最近配信された映画『BIRD BOX/バード・ボックス』を見ました。

サンドラ・ブロック主演のサスペンス映画です。

 

簡単に言うと

世界各地で謎の集団自殺が発生していて

その原因は「何かを見た」こと。

見たら死ぬ、

そのため家の窓を全て覆い、家の外へでるときは目隠しをする。

閉じこもっていればそれで安全というわけでもなく

外部からの侵入者に襲われたり

食料も、物資も必要。

 

サンドラ・ブロック演じる主人公が目隠しをして、子供たちを連れ

安全な場所を求め、危険を潜り抜けていくドキドキの映画です。

 

アメリカでは映画と同様目隠しをする

「バード・ボックスチャレンジ」とかいうものが起きるくらい

話題になっているそうです。危ないからやめましょう。


音だけの世界で、人を信じることができるか? 『BIRD BOX/バード・ボックス』

  

◆映画『バードボックス』あらすじ【謎の集団自殺が発生】

一人の女性・マロリーが小さな男の子と女の子を連れ

3人は目隠しをして森を抜け、ボートで川を下ることから始まる。

マロリーは子供たちに「絶対目隠しを取ってはだめ」と強く言う。

 

なぜ彼女たちは目隠しをして川を下るという危険な行動を取るのか?

 

ーーー

冒頭のシーンから5年前

ロシアやヨーロッパ各地で謎の集団自殺が発生していた。

 

当時画家のマロリーは妊娠中、出産も近く大きなお腹を抱えている。

相手の男性はおらず、シングルマザーになる予定。

ある日、マロリーは妹と産婦人科の検診に行ったが、

その病院で一人の女性が自ら窓ガラスに頭を叩きつけるのを目撃する。

アメリカでも謎の自殺が始まった。

マロリーたちは急いで家へ帰ろうとするが

自殺は急速に広がり、街は混乱状態になった。

車を運転していたマロリーの妹も「何かを見て」しまい急変。

事故を起こして亡くなった。

マロリーはなんとか一命をとりとめ、助けられながら民家へ避難する。

 

ーーー

その家にはマロリー同様逃げてきた人々が10人程度集まっていた。

謎の自殺は「何かを見た」ことによって発生することが分かった。

彼らは窓を全て覆い、外出をするときは目隠しをした。

そんな状況で、

全くの他人と疑心暗鬼になりながら共同生活を送ることになる。

 

何かを見て犠牲者がでたり、揉め事が起きたりしながらも

徐々に打ち解けつつ、協力をしながら彼らは暮らしていた。

そして、その家で子供が生まれた。

マロリーと、その家で暮らすもう一人の妊婦オリンピア

同じ日に無事出産をした。

マロリーは男の子、オリンピアは女の子を産んだ。

 

ーーー

 

しかし喜びもつかの間、数日前に家に受け入れた男・ゲイリーが

家の人間を殺しだした。

ゲイリー曰く、心に闇を抱えたものは「何かを見て」も自殺しない。

その代わり、周りの人間に無理やり何かを見せようと襲う。

ゲイリーはその心に闇を抱えた人間だった。

 

マロリーも殺されそうになったところ

家で生き残っていたトムに救われる。

マロリーは二人の子供と、トムと4人で暮らしていくことになる。

 

ーーー

 

そして5年後、無線で外部と連絡が取れた。

相手はリックという男性。

川を下ったところにくれば助けられる、と言った。

 

しかし、道中で

闇を抱える者たちに襲われ、トムはマロリーたちを守り死んでしまう。

マロリーは2人の子供たちを連れてリックの元へ向かう。

 

視界が閉ざされた中、2人の小さな子供を連れて川を下る。

そしてリックとは何者なのか?

果たして本当にそこに行けば救われるのか?

 

 

◆バード・ボックス』ラストネタバレ【意外な結末】

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川を下った先で本当にリックはマロリーたちを助けてくれるのか?

それとも、これも罠なのか?

ドキドキのラストは意外なものでした。

 

マロリーたちが目を開けると

そこは盲学校でした。

リックは目が見えない男性

その盲学校では、

マロリーたちがいた外の危険や緊張状態を一切感じさせない

夢のように穏やかで笑顔の溢れる空間でした。

 

 

◆『BIRD BOX/バード・ボックス』の感想

面白さ★★★★☆(☆5段階中4)

 

普通に子供2人連れて川を下るとか無理じゃない?とか

心に闇を抱えた者、って曖昧すぎない?とか

「何か」の正体が結局明らかにはされず謎のまま…とか

「何か」が森で声による誘導してくるのも意味不明…とか

 

そういう細かいことは置いておいて、

展開も読めず、緊張感あり、最後までどきどきしながら見ていました。

子供たち(かわいい)が森でふらふらしちゃうのも

助けに行きたくなるくらいハラハラしていました。

 

ここで全員死んじゃうとか、まさかないよね…!?

近年のよく見る鬱展開パターンにならず

最後は最後で「そうなるのかー」というオチでした。

 

映画=見るもの、という枠組みの中で

我々は見えることが前提だと疑わず

見てはいけない、視覚を塞がれることの危険や恐怖

が描かれている映画だと思うわけです。

しかしこの物語のラストでは

見えないことが見えるより優位で安全だということが提示されます。

なんかそれも視野の狭さを突かれたところで

おー…なるほど、と思いました。

 

物語の冒頭ではマロリーが他人を拒絶している様子が描かれていて

自分のお腹の中の子に対してもどこか冷めていました。

そんなマロリーが過酷な状況下でも

自分の子も他人の子も命がけで守ろうとして

強く、母親になっていくのも見どころです。

 

(マロリーを途中何度もマロニーと書き間違えました。)

ーーー

Netflixは結構おすすめなので無料体験してみてください。

ちなみに映画『BIRDBOX/バードボックス』の

原作はJosh Malerman『Bird Box』

日本語版はまだないようです。 

Bird Box (English Edition)

Bird Box (English Edition)